《はじめは誰かに生かされて、次第に自分のために生きるようになる。段々と誰かのために生きるようになり、最後は誰かと生きるようになる。》
自分のために生きる。自分を生きる。
これが基本だと思う。
恋人や親しい友人がいると充実して毎日が楽しく感じられるだろうが、自分にとって、その人がいるからこそ生きていられる、なんていう影響力のある人物はいない。それほど夢中になれる人がいない。
人は感情が複雑だから難しい。
怒るし泣くし、自分の感覚とは違うので難しい。その違う感覚に触れた時、「そういう感覚もあるのか」と受け入れられるココロの広さがあれば問題ないのだが。
ロリータコンプレックス、いわゆるロリコン。
幼女を性の対象と見る男性を指し、大人の女性の複雑な感情に対応できない人がこれにはまると言う。男性にはもともと誰かを守りたいという欲求、思い通りにしたいという欲求がある。生物が子孫を残すために、生殖能力の高い適齢期の若者を好むのはわかるが、過度な養護欲求や支配欲求の思考を持ち、欲望のまま行動をとれば、危険な犯罪者となる可能性もある。自分のために生き、誰かのために生きたいと思えるような成熟した人に、幼女を性の対象とみるロリコン思考は理解できないだろう。未成熟な男性が幼女を守ろうとしても、現実世界では不可能だ。妄想を越えた彼らの現実は社会に適応されないのだから、なかなか生きづらい世の中と思う。
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気を取り直していい話。
次第に自分のために生きるようになる。段々と誰かのために生きるようになり、最後は誰かと生きるようになる。
という人生の途中を素敵に生きている人
↓
安室奈美恵さん。
この方も素敵に人生を歩む1人だと思う。
彼女は2年前、2018.9.16に引退した。
引退理由の1つに
「最愛の息子が成人したから」
というのがある。
安室さんは1992年にデビュー、数年後にソロ活動を開始。全盛期に結婚、出産、若い女性たちのカリスマ性は輝きを増した。離婚したあとも精力的な活動を継続しつつ、子と過ごす時間を大切にしながら、日本の歌姫の1人としてグローバルな活動をし、ほかの歌手、ダンサーたちを寄せ付けない圧倒的な存在感を放っていた。
安室さんが学校を休んでまでダンススクールに通っていた頃、自分の夢のために必死に生きていたと思う。
その後、大切な「1人息子」のために生きてきた。
子が成人した時に「役目を終えた。」と感じ、あの華やかな世界に君臨する女王の座から40歳の若さで引退を決めた。とても潔く、格好いい引退宣言と感じた。
はじめは誰かに生かされて、次第に自分のために生きるようになる。段々と誰かのために生きるようになり、最後は誰かと生きるようになる。
自分は安室さんの華やかな部分しか見ていないだろうが、彼女のように自分の夢のために突き進み、自分の大切な人のために生き、引き際を心得て格好よく生きられたらどんなにいいだろうと思う。
とはいえ、自分の人生も大雑把に振り返っていいとこ取りしたら、案外いい感じに生きてきたように見えるかもしれない・・・。あとは誰かと生きるようになれれば完成した人生と言えるかもしれないな(笑)
今後、安室さんが誰かと幸せに生きることを望むなら、望むような人生を歩んでほしいと思う。
安室さん、遅ればせながら、大変お疲れさまでした。
これからもお元気で、豊かなココロで過ごせますように。