《流れがきているのに、どこかの杭にしがみついて、流されないように頑張るよりも、どこへ行くかわからないけれど、パッと手を離して流れに身を任せて生きると、思いもよらないどこか知らない素晴らしい世界へたどり着きます。》
自分がこうしたい、ああしたいという目標や希望がはっきりしていると、
自分の進む道が明確になって人生計画をたてやすい。しかし、それに向かって進みたいと思っていても、思い通りにいかないこともある。こういう仕事がしたいと思ったときに希望する職がない、転職したくても求人していない。スポーツを続けていきたいけれど身体を故障してしまった、続ける環境がない、など。
自分の希望が叶わないと、
「こんなに熱望しているのになぜ」と、それにしがみつきたくなる。
どうしたら希望通りになるかを考え、努力しても叶わないことが濃厚になったくると、さらに周囲を巻き込んで躍起になってしまう。
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僕は、仕事に関してこうしたい、ああしたいという希望はあまりない。
おそらく2~3年のうちに転勤があるだろう。「転勤先はこのあたりがいいなぁ」という程度の希望はあるけれど、流れに身を任せて会社が行けというところへ行き、自分の知らない新しい土地で頑張ってみるのもアリだよな、と思っている。
小さい子を持つ親だったり、家庭の事情や自身の体調など、仕事が普段の生活に大きな影響を与える懸念事項のある人は、相談すべき人たちへそれを伝え、現状に見合った待遇をしてもらえるよう、自ら行動して考慮してもらえればいい。
僕の経験上、
こうしたい、ああしたいと結果的に自分の希望通りになったとしても、それが最高の選択で、そこが自分で描いた通りの素晴らしい世界になるとも限らない、と思っている。
なぜなら、せっかく希望通りの土地でやりたかった職についたとしても、予測できなかった面倒くさい人間関係に悩まされたり、若干仕事内容がズレていたり、思っていたのと違うと思うことも案外あるからだ。
逆に、「全然そんなところ希望してませんけど・・・」という場所に配属されてがっかりしていたのにそれほど悪くない、悪くないどころか新しい経験によって自分の視野が広がり、自分の評価も上がっていた、なんてこともあった。
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たとえ自分の希望が叶わなかった場合でも、
そこでうまくいかない理由を他者のせいにするのは良くないし、希望を伝えてそれが叶った場合でも、「やっぱり合わないんで変えてください」とは言いづらいものだ。
今、そこにいるあなたの場所があなたにとって心地いいのか悪いのか、あなたはどう感じていますか?どのような環境にいようと、いい事もあれば悪い事もある。悪い事とは言えないまでも、なんとなくうまくいかない事が続くと、「やっぱりうまくいかない」「自分なんてどうせ・・・」と卑屈な気持ちが沸き上がったりしていませんか?
うまくいかない事を「想定内」と捉えられる余裕があるなら、どうしたらうまくいくか改善していけばいいし、「想定外で改善の余地なし」と思うなら、そこから抜け出す方法を考えればいい。考えるのが面倒くさいと思う程度なら、流れに身をまかせておくのもいいだろう。
流れがきているのに、どこかの杭にしがみついて、流されないように頑張るよりも、どこへ行くかわからないけれど、パッと手を離して流れに身を任せて生きると、思いもよらないどこか知らない素晴らしい世界へたどり着きます。
あなたが今、うまくいかないと感じていても、それほど不安になることはありません。そこがあなたにとって素晴らしい世界になるのかそうでないのかは、あなたのココロが決めることだ。
ココロ豊かに。
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