《杉の子は小さくても完璧に杉なんだ。人も同じこと。どんなに小さくたって完璧に1つの人格を備えた人なのだから、親はそれを尊重し、互いに成長していけばいい。》
親が子供を育てるんだという放漫さを捨ててみる。
子供には生まれたときから人格があるのだから、親が子供の人格をつくってあげる、のではない。
そんなことしなくても大丈夫。
代わりに「子供のお陰で親として成長させてもらってる」と考えるくらいがちょうどいい。
子が誕生した瞬間、そこから親の役割が、子には子の役割が与えられ、それぞれの人生が始まる。
何であれ、失敗を繰り返しながら少しずつ少しずつうまくなっていくのだから、最初からうまくいくなんて考えなくていい。今回うまくいかなかったら次はうまくいく。またうまくいかなかったらその次きっとうまくいく。
結局最後はうまくいくから大丈夫。
どんなことがあっても杉が松になることはないし、人が鳥になることもない。
人生の先輩としてアドバイスや手助けは必要だけれど、人は人であり、自分とは違う人格を持つ人なのだから、親子であってもお互いの人格を尊重していけばいい。
こどもの日、
普段あなたが思うより、子供を人格者として尊重して見てみよう。
そして、自分の子供の頃を思い返してほしい。
今のあなたの原型となった出来事が、いくつかあるかもしれない。