《能力があるのに伸びない人。なぜならそれはその人が自分の能力を出し切っていないから。全力を出すと損だ、疲れるからと言って力を出し惜しむ。人は底知れぬ力を秘めているのだから、一生懸命力を出し切ればきっとうまくいく。》
瞬間的に力を発揮するのが得意な人、
こつこつ日頃から努力して地道に力を蓄えるのが得意な人。
理論的に説明すると納得する人、
要点を絞って短的に伝えると理解してくれる人。性差もあるが、色々な人がいる。
能力があるのに伸びない人。
誰が誰に対し、なぜそう思うのか?
まずは「この人は能力あるな」と感じる何かがなければ「能力があるのに伸びない人」なんて事は思わない。
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学生の頃、いつもボーッとしていて
「おい」と肩に手をかけてはじめて反応するような人がいた。食事に行こう、と言ってるのにおにぎりを食べていたり、みんなで帰ろうと集まっているのにすでに帰ってしまっていたり。
ところがその人は、1㎞を3分30秒くらいで走る。
レースならもっと速く走るのだろうが、普段それくらいのペースでトレーニングをするらしい。マラソン選手が1㎞を3分位で走るから相当速い。自分は一生懸命走っても5分はかかる。
その人はひょうひょうと走っている訳ではなく、かなり一生懸命真面目に走っている。走り終わったあとは肩で息をし、呼吸を整えてクールダウンし、インターバルを挟みながら何本か繰り返す。
その様子を見ていると、その人が自分の「走る能力」を分析し、速さへの探求と能力の維持、それを高めようと努力しているのが伝わってくる。
普段ボーッとしているのに、野性味溢れるその人の素晴らしい一面を目にした時、自分はその人の底知れぬ力に驚き、全力を出す姿が格好良いと感じ、全力を出す場所がある事にもまた、羨ましく思ったものだ。
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そのボーッとしている人が
1㎞を3分30秒くらいで一生懸命走る姿を知らない人たちは、「あいつはボーッとしている」「全然話聞いてねぇ」「ダメなやつ」などと言っているが、実はその人、
「やる時はやる」格好いいやつだった。
その人は、走る事に関しては全力を出している。
その部分には底知れぬ力を秘め、それを出し切ろうと努力している。多くの人の目に触れる事のないその人なりの「全力」と、「俺は1㎞3分で走るんだぜ」と自慢することも一切ないまま、走る事以外ではいつも通りボーッとしている様子も、格好いいと思わされる要因だった。
《能力があるのに伸びない人。なぜならそれはその人が自分の能力を出し切っていないから。全力を出すと損だ、疲れるからと言って力を出し惜しむ。人は底知れぬ力を秘めているのだから、一生懸命力を出し切ればきっとうまくいく。》
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どんな人も底知れぬ力を秘めている。
その力をこつこつ溜めるか一気に吸収するか、力の溜め方が人それぞれなら、力の出し方だってそれぞれあるはずだ。
自分の能力を出し切るということは、相当疲れるし、大変な事でもある。
あなたの目の前にいるその人が、その人の全てではない。あなたと会話する直前まで全力を出していたのかもしれないし、あなたと会話することによって全力で取り組んでいたことが中断されたのかもしれない。
その一瞬だけを見て「一生懸命力を出し切れよ」なんて声かけはしないでほしいと思う。
「能力があるのに伸びない」
と思うのは、あなたが長期間に渡ってその人の様子を見て、何かを元に分析したからこそ感じる事ができたのだろう。
「自分の能力を出し切ったらいいよ」
と伝えるのなら、絶妙なタイミングで言葉を発し、その人に自信を与えてほしいと思う。
人はみんな底知れぬ力を秘めている。
底知れぬ力に気付いていない人がいるなら、気付いたあなたが教えてあげたらいい。
「一生懸命力を出し切ればきっとうまくいきますよ。」
気付かされた人はもちろん、気付いて教えたあなたも、豊かなココロで満たされるでしょう。
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