《人間の能力は「能力の芽が出る」「能力が開花する」というように植物に例えられます。植物が成長するように、あなたの能力を開花させていきましょう。》
種を蒔いてまだ芽も出ていないのに
「2時間で開花させてみましょう」というのは無理です。だから、数時間のセミナーや研修で「開花した」「覚醒した」というのは幻想です。これから芽を出すところから始めなければならないのに花が咲いた気になったところでなにも成長していません。
セミナーや研修で「今回の内容でハッと気付きを得ました」「目からウロコが落ちました」という感想が多いけれど結局はその程度です。「ハッとした」なんていうのは本来5秒でできることで、それを数時間の研修でようやく「ハッとした」なんていうのはそんなに大したことではありません。
そう考えると、
セミナーや研修、ビジネス本やメールマガジンなどの内容は、その人の能力を直接開花させるのではなく「芽の出し方は教えましたよ」という程度にすぎず「あ、そうか、種のままじゃいけないな」と気づいてもらうことになります。そこから芽を出すか出していけるかはその人次第、芽を出して葉を広げるか、開花するかどうか、繰り返し咲き続けていけるかどうかもその人次第、結局あとは自分次第ということになります。
能力は一気に開花するのではなく、きっかけを与え続けて鍛練を継続していくことで、植物のように開花に結びつくわけです。
個人でセミナーを受けたり、本を読んだりしたときも、研修の講師や書籍の著者がどれだけ有名人かどうか、セミナーの参加費や書籍の代金がどれだけ高額かどうか。そんなことはどうでもいいでしょう。
大切なのはあなたが何に気づき、そこから何を始めて継続していくかということ。
自分自身の行動の中、あなたのココロの中に成長の養分があります。
人間の能力は「能力の芽が出る」「能力が開花する」というように植物に例えられます。植物が成長するように、あなたの能力を開花させていきましょう。
豊かなココロで。