《他人からどう思われているか気にしない。自分が意識しているほど人は他人を気にしないもの。他人の考えを気にし過ぎることは、時間とエネルギーの浪費です。》
ある日の週末、
少し贅沢な気分でごはんを食べようと思い、以前頂いたホテルのチケットを利用して初めておひとり様ホテルランチを予約した。
そこは、昼間に訪れても
ワインを頂きたくなるような、時間感覚が麻痺してしまうようなおしゃれな空間で、男女ペアまたは数名のまとまったグループ客が多く、その時のおひとり様は僕だけだった。なんだか場違いな気がして他人の目が気になり、そわそわしてしまう。
普段僕はあまり食にこだわらず、
お腹がいっぱいになれば満足するので、流行りの食べ物もよく知らないし外食もほとんどしない。スーパーで好きな食べ物や、よく使用する材料を好きなだけ買い込んで、ちゃちゃっと調理して食する。同じメニューが3~4日続いても気にならないタイプだ。
定食屋、ラーメン店や蕎麦屋などは
平日の昼食時に利用することはあっても、ホテルランチをおひとり様で頂くというのは今回が初めてだった。ホテルでの食事は記念日やお祝いで誰かと一緒に利用するイメージがあるから、そんな所に1人で訪れたら「あの人なんで1人?」「友達や恋人がいない?」「すっぽかされたのか?」などと他人から変に思われてるのではないかとつい気になって、食事どころではなくなってしまう。
ホテルの食事チケットを頂かなければ訪れることはなかっただろう。
当日、ホテルマンは
おひとり様の僕にも大変丁寧に接してくれた。当たり前の接客かもしれないが、おひとり様ホテルランチ初の僕にとってとてもありがたい丁寧な接客だった。ブッフェではなくコース料理であること、午後3時までランチタイムであることなど、よくわかっていないシステムについて丁寧に説明してくれたことに安心し、もともとこの日はゆっくりしようと思っていたけれど、デザートとコーヒーが運ばれる頃には、持参した読みかけの本を読みきるくらいまで過ごさせてもらった。
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ホテルに着いた当初は
こんなおしゃれな空間におひとり様だなんて、なんだか場違いな気がして他人の目が気になり、そわそわしてしまったけれど、そんな気持ちはあっという間に消え去った。「自分が意識しているほど人は他人を気にしないもの。」というのは本当のようだ。ホテルを出る頃には、すでに制限時間を越えていたように思う。
ホテルランチに行こうと思ったきっかけは、
「チケットを頂いたから」というのもあるけれど、おかげさまで落ち着いた場所で有意義な時間を過ごすことができた。今まで他人からどう思われているか気にし過ぎて、自ら快適な時間を遠ざけていたのは勿体なかったなぁなんて思う。
他人からどう思われているか気にしない。自分が意識しているほど人は他人を気にしないもの。他人の考えを気にし過ぎることは、時間とエネルギーの浪費です。
他人の考えを気にし過ぎるよりも、
自分がやってみたいと思うことを優先したらいい。そうして小さな充実感や達成感を積み上げていくことはとても重要と思う。本当の自分を出し、本心を伝えること。人生は短く大切な時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。他人からどう思われているかなんて気にしない。「いま」を大切に意識してやりたいことをやってみるといい。
また今度、別のホテルランチに行ってみようかな。
豊かなココロで。