《自分のココロを押さえ込み、廻りに良い顔を振りまいて都合の良い自分を演じ続けていると、「こんなにしてやってるのに」「なぜわかってくれないんだ」と不満や怒りの感情が湧いてくる。》
いい人を演じるという事の本質は、
人の役に立ち、喜ばれる存在になりたいのではなく、自分をよく見せたい、素敵な人だと思われたいという自己都合、自己満足やエゴなどからなる。本人は疲れるが周囲の人に害はない。むしろいい人を演じる人がその場の雰囲気をよくしてくれるから、そのほかの人たちは気を使わなくて済む。
しばらくして自分のエゴに気づき、いい人を演じることに疲れて「いい人を演じることを止めよう」と思う時がくる。
そうは言っても長期間いい人を演じていると、
その振る舞いが身に染み付いていることが多い。具体的にどうしたらやめられるのか?自分のココロに正直になって素直に表現できればいいのに、つい面白くもない会話で笑ったり、見たくもない映画に付き合わされたり。ココロとお金の無駄遣いをしてしまう。
自分のココロに正直になる。そうなりたいけれど、なかなか自分一人ではどうにもならない。
そんな時は、自分以外のその分野に長けた人を観察してみる。余裕があれば直接関わってみればいい。
意志を強くしたいなら、意志の強い人と話してみる。
安心感を持ちたい、幸せになりたいなら、その人の雰囲気に触れてみる。
運を良くしたいとか美意識を高めたいのなら、その人達がやっていることを真似してみる。
一緒にいるだけで波動は共鳴し、影響し合うもの。あなたの近くにそういう人がいなければ、芸能人や歴史上の人物に共鳴してもいい。こうしたい、こうなりたいと思うあなたの理想はあなたの中にあって、あなた自身であることはココロに留めておいてほしい。
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いい人を演じることを止めて自分のココロに正直になると
いい人を演じなくても何も変わらないし誰にも文句は言われない、むしろあなたを気遣う人もいることに気づく。いい人を演じなくても全然大丈夫、と「大丈夫なココロ」が育って自信がつく。自信がつくと自分でなんとかする知恵がついて、なんとか出来る事に気づく。そこに至るまで環境を変えたり人間関係が変わることがあるかもしれない。でも、無理して周りに良い顔を振りまいて見返りを求めることもなくなっていけば、もやもやとした不満や怒りの感情もなくなって、ココロが豊かになっていく。
わが道を行くための心得
①気の会う人のそばにいる。
②尊敬できない人とは距離を置く。
③苦手な人には極力近づかない。
④余計な神経は使わない。
⑤うわさ話は信じない。
⑥他人を笑わない。
良い人を演じることは決して悪いことではないけれど、「こんなにしてやってるのに」「なぜわかってくれないんだ」と不満や怒りの感情が湧いてくるくらいなら、自分のココロに正直になった方が断然いい。
豊かなココロで。