《自分が抱える問題は、カウンセラー、セラピスト、コーチやコンサルが解決するわけじゃない。彼らが与えてくれるヒントを実践し自分で解決しなければ、同じ問題が何度も自分の目の前に現れる。》
●カウンセリングとは
悩みや苦しみを抱えている人に、援助や助言を通じて、本人の成長や発達、問題の解決をサポートすること。
●セラピーとは
対話を用いて心と身体をさまざまな方法で癒すこと。
●コーチ(コーチング)とは
「答えを与える」のではなく「答えを創り出す」サポートを行うこと。「答えはその人の中にある」との原則に基づく。
●コンサルとは
様々なジャンルにおいて専門の知識を持った人が、その解決に向けた支援活動を行うこと。
相談を受ける従事者の中に、「それはダメ」「こうした方がいい」と指南する方がいるようで。「私があなたの立場だったら」などと、自分について語りだし、どちらが従事者でどちらが相談者かわからなくなることがあるらしい。
他の専門職に従事している方から、
【相談者に対し、専門的な知見から方向性を決める選択肢を多く提示し、その予想される結果について発言したとしても、どのように解決していくか方向性を決めるのはあくまで「相談者」であって、こちら側から「こうして下さい」と明言することはない。】
と伺ったことがある。
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私が相談者なら、すがる思いで専門職に相談しているのだから、「いやいや、こうしようって言ってくれよ」と思ってしまう。
でも、そうやって他人の意見に頼って方向性を決めていくと、今その問題を解決したとしても、また新たな問題が発生した時、自分で解決策を見出だせなくなってしまう。前回発生した問題に向き合って悩み、解決するにはどうしたらいいか自分で考えていないからだ。
せっかく高い料金を支払って専門職を頼っても、解決するのは自分自身と心得なければ「問題から逃げている」ことに変わりはない。
自分を悩ます問題に向き合うことは疲れる。
嫌なことに立ち向かうのは、問題の大小問わず、面白くないからね。
●悩む時、余裕があるなら、自分と正反対の人の意見を聞いてみるといい。
●計画をたてる時、自分と違う思考を持つ人を仲間に入れるといい。
●たとえ、どちらが相談者かわからないような状況になっても、その人の話を「方向性を決める選択肢の1つ」だと思えばいい。
●たくさんの選択肢を与えてくれたら、方向性を決める要因の1つに使えばいい。
問題から逃げずに向き合った結果、うまくいけばこれとない幸せ。
たとえ上手くいかなかったとしても、「その問題に真剣に取り組んだ証」と言えるなら、その同じ問題は二度と目の前には現れない。
次は必ずうまくいく。