｢母のいない母の日｣と｢豊かなココロと卑屈な気持ち｣　～麗生🖤 - 豊かなｺｺﾛと卑屈な気持ち　～麗生🖤leopeolily

《人生とは｢出会い｣と｢別れ｣の連続です。｢来るもの｣は来る、｢いなくなるもの｣はいなくなる。｢いなくなる人｣に｢さようなら｣を告げることが出来たら、新たにいい人を引き寄せることができます。》

「母のいない母の日」と「豊かなココロと卑屈な気持ち」　～麗生（れお） — 「母のいない母の日」と「豊かなココロと卑屈な気持ち」

母が書き留めた｢心が豊かになる言葉｣をブログ本文の冒頭《　》内に表記し、それを僕の価値観で掘り下げる、どう掘り下げるかはその時による、というのがこのブログのスタンスだ。

と、いうことなので、

｢豊かなココロと卑屈な気持ち｣は、

母が生前ノートに書き留めていた｢心が豊かになる言葉集｣が原型となっており、母との共同ブログとも言える。

｢心が豊かになる言葉集｣

母が約１０年に渡ってノートに書き綴っていた言葉集のタイトルだ。
これらの内容は、自分にとって共感できるものもあれば、｢そうは思わない｣｢意味がわからん｣とか、｢宗教的だなぁ｣と思う節もあり、書き綴られている全てがココロ豊かになれる文句とも思えない。ただ、母がどのような気持ちでこれらの文言を書いていたのか考えてみると、想像以上に答えが見つからない。似たような言葉が続いたり、真逆の事を書いてみたり。丁寧な文字、荒々しい文字、筆跡の強さや文字の大きさなど、文字の雰囲気も時期によって違いがある。どういう心境で、どのような出来事と照らし合わせてこれらを書いていたのか考えると、なんだか少し切ない気持ちにもなった。

もうすぐ母の日。

母の日のCMが流れると、淋しい気持ちになる。

大人になった子供から花やプレゼントを贈られて、受け取った母親たちが感激のあまり涙する姿。感動して言葉にならないといった様子で目元や口元をおさえる母親たち。母の日に花を贈る相手が居なくなった自分にとって、なんとも羨ましい、言葉に詰まる映像である。もう二度と亡くなった母に会うことは出来ないのだから、淋しい気持ちになることは仕方がない。

もしあなたが母親に伝えたいことがあるならば、母親が生きているうちに伝えるのがいいと思う。
感謝を伝えたり、甘えたりしたければ、母親が生きているうちにそうした方がいいと思う。

少なくとも、そうできなかった僕は後悔しているから。