《「笑」は外見を綺麗にしてくれるもので、「涙」は自分の内面を綺麗にしてくれるもの。「怒」は自分の本当の気持ちを教えてくれるもので「悲」は自分をもっと強くさせてくれるもの。人生山あり谷ありだけど、楽しみながら生きていこう。》
笑ったり泣いたり怒ったり悲しんだり。
今年はそれぞれどれくらい感情をあらわにしたのだろう。
愛想笑いも含めたらそれなりに笑ってきたし、怒ってイライラしたり、怒りを表現せずに悶々と我慢したこともあった。「悲」と「涙」がセットになるほどの悲しい出来事もあった。
「笑」「怒」「涙」が、単発ものだとすると、「悲」は根強く長く続くものだと思う。
大切な人や生き物との別れ、裏切り、努力してきた事柄の失敗、これらは人をどん底に突き落とす悲しい出来事だ。
当たり前の幸せが一瞬にして奪われる悲しい出来事は、人のココロを大きく揺さぶり、悲しみ以外の感情をも混沌とさせる。たとえそれがたった一度きりのことであっても完全に忘れることはできない。
悲しみから逃れたい、忘れたいと思っても、その事実から逃れることができず、ふとした瞬間、何かのきっかけによって思い出す。朝目覚めた時にさえ思い出す。
あぁ、重症だなぁ…
と思う。
悲しみを克服するというのは、本当に大変なことだ。
自分は、色々な出来事からもたらされる悲しみからどう抜け出せばいいのかわからない。
おそらく、悲しみから抜けたいと思うから苦しいのであって、その悲しみを「覆すことのできない現実」と受け入れる必要がある、というのもなんとなくわかってはいる。しかし、頭で理解していても、思考とココロが一致しないのだ。
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「笑」は外見を綺麗にしてくれるもの
この世に「笑」は溢れている。楽しくてたくさん笑ったあなたは幸せになれるし、一緒にいる人もあなたの笑顔を見て幸せな気持ちになれるだろう。笑顔は綺麗で美しい。
「涙」は自分の内面を綺麗にしてくれるもの
辛くてどうにもならない時、我慢しないで泣いてしまおう。慰めてくれる人がいるならその人と涙を分かち合い、一人で人目につかない所で思いきり泣いたっていい。泣いて泣いて涙を流し、ココロを浄化しよう。あなたの内面を清々しく綺麗にしてくれる。
「怒」は自分の本当の気持ちを教えてくれるもの
腹が立ってどうしようもない時、我慢しないで怒ってみよう。いつも本当の気持ちをぐっとこらえて自分の中にしまいこんでいると、本当の気持ちがわからなくなる。腹が立って怒ったら、本当の気持ちが見えてくる。「怒」はあなたの本当の気持ちを教えてくれる。
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「悲」は自分をもっと強くさせてくれるもの
悲しくてどうにもならない時、どうしたらいいのだろう。どうしたらいいのかわからないけれど、どうにもならないからどうにかしようとも思えない。とはいえ悲しみは、月日がたつにつれて少しずつ風化していく。自分に関わる人たちと普通に接していく中で、悲しみも癒えていくと思う。
ココロの底に悲しみの粒を抱えながら、あなたは考える。
自分と関わる人たちを大切にしよう、毎日大切に生きよう、色々な人、事、物に感謝しようと考える。そう思う気持ちは、悲しみも何も抱えていない状態より、ずっと強くて、深く尊い。
「笑」は外見を綺麗にしてくれるもので、
「涙」は自分の内面を綺麗にしてくれるもの。
「怒」は自分の本当の気持ちを教えてくれるもので、
「悲」は自分をもっと強くさせてくれるもの。
人生山あり谷ありだけど、楽しみながら生きていこう。
本日2020年大晦日。年越しのカウントダウンまでもう少し。