《もう無理と決めた瞬間、すべてが終わる。
まだやれると決めた瞬間、すべてが始まる。
終わりも始まりも決めるのはすべて自分。
言い訳など存在しない。》

終わりと始まり。
付き合いで、楽しいと思えないジェットコースターに乗ったことがある。マシンに乗って安全ベルトを締めた瞬間、「やっぱり無理」と思ったものの、数分の恐怖に耐えることになった。
長蛇の列に長い時間並んでいる間、離脱しようと思えばいつでもできたのに。
マシンに乗車、ガシャンと安全ベルトをし、動き出したら「もう無理」など言っても意味がない。
普通に生活していて、自分の意志で決められない「無理」な事が他にあるとしたら
「自身の誕生」
だろう。
記憶が蓄積される年頃になっても、誕生の記憶を持っている方は多分いない。例えどうして生まれてきたかを聞かれても答えられるはずもない。
ガシャンと安全ベルトをしてジェットコースターが動き出した時と、自分自身の誕生以外、この世は自分で決められることばかりと思う。
勘違いしそうなのは「もう無理と決めた瞬間」を良くないことだと思うこと。
「終わりも始まりも決めるのはすべて自分」
であって、そこに