《人は、ココロが癒されていないと変化することができない。まず自分を癒して下さい。ココロが変化し始めると、前に進むことができる。》
受験や就職、入学、進級や卒業、異動など様々な変化の起こる3月。
淡々と毎日を送る人、人生の節目を迎えた人、人はどのような気持ちで年度末を過ごされているのだろう。
先日見た新聞の折り込みに、1年間予備校で学んだ学生たちの合格を紹介した広告があった。
有名国公立、私大も含めた医学、獣医学など難関の大学合格者たち。難関大学・有名大学の場合、浪人生が受験する割合は増加傾向にあるものの、浪人したからといって成績が格段に伸びるとは言い難い。実際一浪の第一志望合格率は10%程度だそう。そんな中、広告で紹介されるほどの大学に合格したということは、予備校側の宣伝云々抜きにしても、本人相当努力したんだろう、えらいなぁ…と、広告の顔写真と合格した大学を眺めながら、学生たちの1年間の苦労を想像していた。
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浪人した人やそのご家族の話を聞くと、「浪人して学ぶのは学力だけではない」と言う。
浪人生本人は、高校に通っている時は当たり前のように先生がいて、いつでも質問できる環境にあったこと、全て自分達で計画を立てていく浪人生と違って、高校時代の手厚い教育のありがたさに気づく。受験失敗したあとも、変わらぬ親のサポートに感謝の気持ちを口にする生徒もいる。
浪人する意味や目標がわからなくなって挫折する生徒は、それを乗り越える必要がある。本人がどうしていけるか、家族はそれをどうサポートするか、親子のあり方を考える貴重な1年間とも言える。
受験生にとってもこの3月は、大切な節目の時期だろう。
春はココロを切り替えるチャンスの時期。
努力してきた人は自分自身を癒してみてほしい。
努力の成果が現れた人もそうでない人も、努力してきた自分自身を癒してほしい。
あなたの目の前には、空と海が繋がっている地平線を眺めるように、無限で壮大な可能性が広がっている。
努力した自分を認め癒したら、その目の前の可能性を求めてどんどん進んでいってほしい。
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努力したとは言えないと思う人も、卑屈にならないでほしい。
「努力したとは言えない」思うのは、ココロのどこかで「努力したい」と思っているからだ。
少しでも今の自分に悶々とした感情があったとしても、今までの自分を受け入れて癒してほしい。
努力できなかった理由が明確な方が対策を立てやすいかもしれないけれど、それが何なのかわからなくてもとりあえずはいい。前に進めば理由はあとからついてくる。
人は、ココロが癒されていないと変化することができない。まず自分を癒して下さい。ココロが変化し始めると、前に進むことができる。