短所は長所になる。短所がある限り、長所も必ずついてくる。　～麗生🖤 - 豊かなｺｺﾛと卑屈な気持ち　～麗生🖤leopeolily

《短所は長所になる。｢臆病｣と捉えるのではなく｢用心深い｣と捉えてみる。｢仕事が遅い｣と捉えるのではなく｢仕事が丁寧｣と捉えてみる。｢周りに流される｣と捉えるのではなく｢周りに気配りができる｣と捉えてみる。短所がある限り、長所も必ずついてくる。》

短所は長所になる。短所がある限り、長所も必ずついてくる。　～麗生（れお） — 短所は長所

｢臆病｣と捉えるのではなく｢用心深い｣と捉えてみる。

率先してなんでも最初にやりたがり、新しいことにも物怖じしないような人が、自動車の運転は超安全運転だったりする。下り坂にくると、ブレーキをかけまくってブレーキパットがすり減るんじゃないかと思うくらいだ。
どうやらこの方、自転車に乗ってもそうだったらしく、｢やんちゃなわりに自転車の乗り方は慎重なのねぇ｣と近所に住むクラスメイトやその母親たちから臆病だのビビリだなんだと揶揄されていたらしい。

いやいや、用心深く慎重でいいことではないか。

率先してなんでも最初にやりたがる前向きな人が自動車の運転は超慎重だなんて、きちんとした方に他ならない。この方の場合、長所と短所のバランスが良く、ちょっとしたギャップ萌えさえ感じさせる。言われてみればこの方、同性異性問わず人気者だ。

｢仕事が遅い｣と捉えるのではなく｢仕事が丁寧｣と捉えてみる。

自分の生活サイクルは仕事中心で成り立っている。
就業時間は規則正しく組まれているので、何もなければ週に２日は休日となる。休日出勤はしたくないので、平日の残業を苦とは思わない。

｢仕事が遅い、早い｣に関わらず、最低限自分に与えられた仕事はこなしてほしい。遅かろうが早かろうが、

｢期日までに自分の仕事が完成していること｣

これが、自分が仕事仲間に求める条件だ。
性格悪かろうが話しかけても無視しようが、プライベートがだらしなかろうが、期日までに仕事が完成していれば全く問題ない。
ちなみに、仕事が遅くても丁寧だと感じる人は、目に見えない所で時間を使っている。

自分の会社には、普通の人が１回しか点検しない所を違う資料と照らし合わせて再度点検するような人がいる。
一度数字の誤りを指摘された事があったので、どうしてその誤りに気づいたか訪ねると、｢数値の根拠が会社の規則に載っていないから○○法を参照し、監理部に問い合わせた、さらに平成○○年に改正されているので間違いに気づいた｣とのこと。
・・・素晴らしい。
この方から無事に資料が戻るとホッとする。断じてないが、たとえ資料の戻りが遅れることになっても、この方から資料が戻るのをずっと素直に待つと思う。それくらいこの方の仕事は丁寧で信頼できる。

｢周りに流される｣と捉えるのではなく｢周りに気配りができる｣と捉えてみる。

会社に社長がいるとしたら、その直属に各部門専門の長や支店長が存在する。
ある団体には団長がいるし、集団にはリーダーがいる。そのトップの人たちが方針を示せばその会社や団体はその方向へ向かっていく。
言い方を変えるとトップの方針によって｢流されていく｣とも言える。大きな組織になればなるほどその流れは黒潮のようにしっかりした流れとなるだろう。自ら黒潮に乗ったのに、わざわざはみだそうと足掻く必要はない。組織の方針に沿って所属できているなら、｢周りに気配りしながら｣柔軟に対応できているということだ。

｢周りに流されている｣とストレスを感じるなら、思い切ってそこから離脱してみるのも手だ。自分の人生の中で｢意志を貫きたい時｣もあるだろう。思い切って離脱したものの、なんとなく１人になったと不安に感じるかもしれない。でも、自分の意志を貫いたあなたに｢気配りができる人｣が必ず助けてくれる。｢意志を貫きたい時｣ほど助けてくれる人はいるものだ。