豊かなココロと卑屈な気持ち ~麗生🖤leopeolily

「ココロが豊かになる言葉」を解釈してみました。言葉1つ、考え方1つで癒されます。ココロ豊かに過ごしましょう。

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青年期の子育ては常に陣痛と出産を繰り返しているようなものだ。 ~麗生🖤



「言葉1つ」「考え方1つ」でココロ豊かに過ごしましょう。

少し卑屈でごめんなさい_(_^_)_




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《陣痛は初産で24時間、2人目12時間半続く。妊婦さんも苦しいけれど、赤ちゃんはその何倍も苦しいそうだ。陣痛で子宮が収縮する約1分間、赤ちゃんは首のところを締め付けられ、へその緒からの酸素が途絶えて息ができなくなる。赤ちゃんはこの陣痛に耐えられなければ死ぬ。しかし、陣痛を起こすためのホルモンを出しているのは赤ちゃん自身。自分で陣痛に耐えられるかどうか判断して一番いいタイミングで産まれる日を決めている。》

青年期の子育ては常に陣痛と出産を繰り返しているようなものだ。~麗生(れお)
子育ては陣痛と出産の繰り返し

青年期の子と親の苦悩

今年最後のセンター試験、大学受験に失敗した。
滑り止めで合格していた大学に「本当にやりたい学部がない」と入学辞退届を提出、高校時代から「浪人はダメ」と親から言われていたにも関わらず、3月末に浪人を決めた。親は、高校もさぼりがちで中途半端な生活をし、だらしない子の様子に不安を感じていたが、結局浪人を認め、子の意志を尊重した。

現在浪人生、

予備校に通うもののコロナの影響もあって前半の授業は無し。ようやく後期になって授業が再開されたものの、モチベーションも上がらず保てず生活リズムもイマイチ正せず朝寝坊を繰り返している。浪人生であることの負い目がないとは言えない。親に金銭面に負担をかけていることはわかっている。
模試当日、寝坊して模試だったことも忘れてそのまま休んだこともある。

小中学生の頃はわりと優秀、部活動でもそれなりの活躍をし、食事や睡眠も規則正しかった。高校の部活動はトップクラスで活躍、成績も残せたし健康や体力面でも優れている方だった。そのわりに、学業はさっぱりだった。交遊関係でいうと、1人でいることが好きだが友達も多いし付き合っている人もいる。特に問題はない。
順風満帆に過ごしてきて初めての受験失敗、大きな挫折を味わったような状況だった。


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親は厳しく、

少し過干渉な部分も垣間見えるが、一生懸命親の役割を果たそうとする姿に、とても良い印象を受けた。大学受験に失敗し、浪人することを認めたものの、当初心配していただらしない生活ぶりが改善されず、それが勉強にも影響を及ぼしている今の状況に困惑しており、青年期の子との接し方に悩んでいる。

親はもっと言いたい事があるのにプレッシャーをかけるとよくないと思い、言わないように気を付けているようだが、子は親の存在そのものにプレッシャーに感じていると言う。

青年期の子は子なりに

親に金銭面でも世話になっているとわかっているが、朝も起きれず前向きに勉強できない。勉強の仕方もイマイチしっくり来ず、どうやって学習していいのか悩んでいるのに、先生に相談もできていない、親は何も言わないけど、相当機嫌悪そうだしそれだけでプレッシャーだと悩んでいた。


受験生とその家族は、受験生が目標を決めたその時から多くの苦労をされていると思う。
受験に関わるワードでGoogle検索すると

■こんな受験生が合格できる。
■親が絶対言ってはいけない一言
■朝早く起きる受験生は成功する。
■浪人生をもつ親の接し方

など、受験生や浪人生に関わる情報が多くヒットする。それだけ同じ問題を抱えて悩める人、悩める家族は多いのだと実感する。


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冒頭の「豊かなココロ」にまつわるコメントに当てはめてみる。


妊婦さんも苦しいけど、赤ちゃんはその何倍も苦しい。


  ⇒ 親も子を心配して苦しいけれど、浪人を決めた本人こそ、勉強、成績、親からのプレッシャーを感じ、何倍も苦しい


陣痛を起こすためのホルモンを出しているのは赤ちゃん自身。

  ⇒ 何かしよう、目標をもって前へ進もうと思うのは本人である。逆に言えば、本人がそう思わなければ何も始まらない。


どんなに親が心配しても、本人が「やる」と思わなければ何も始まらないし、何も起こらない。


しかし今回の場合、


「大学受験する」
「浪人させてほしい」


と本人が意志を示した段階で何かが起こった。
それを「がんばれ」と認めた時点で、その家族の「受験=出産」は始まっている。
「やる気・辛さ=陣痛」の波は受験本番が近づくにつれてだんだん長く、辛くなる。陣痛が起きる間隔も短くなってくるだろう。「受験生本人=赤ちゃん」「親=妊婦さん」「先生、友人=助産師さん、スタッフ」に助けられ、みんなに助けられて「受験日=出産」を迎えるのだ。

親子の関わりはいつだってこの尊い出産と同じ。
特に青年期の子育ては、痛みを逃さなければならない陣痛の時間と同じだ。出産直前の陣痛が長くなるように、青年期の子育ては、成人を迎え、社会人として独立して生きていく直前だからだ。

自分が産まれるために赤ちゃんは陣痛を促すホルモンを出し、母体にサインを送っているが、母体の子宮口が10センチに開くまで、母親はいきむ事ができない。子宮口が10センチ未満でいきんでしまうと、出口のない狭い母体の中で、赤ちゃんはただただ締め付けられることになる。だから母親は、赤ちゃんが通過可能な子宮口10センチになるまで、きつい陣痛をひたすら逃す。


「やる」と目標を定めた本人は、それに向かって努力する。親はそれを達成しやすいよう、辛い時もいい時も同じように環境を整え、支える。
子が自分で決めた目標に対して紆余曲折している時、親はちょっかいかけずに見守っていればいい。ついつい色々な事に口を出してあーでもないこーでもない言いたくなってしまうが、無駄な横やりは子の成長を潰してしまう可能性がある。助けを求めてきたときだけ助けてやればいい。


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受験生のみなさんとそのご家族の中には、悩んだり苦労されている方がたくさんおられるでしょう。

受験生本人は、

目標を達成するために今できることを、与えられた環境で一生懸命やってほしい。

受験生の親は、

がんばっている子をそばで支え、子の悩みを理解する。思うように成績も上がらず努力している最中に、追い打ちをかけるような言動はしないようにしてほしい。子が自ら進もうと決めた自立の道を、明るく照らしてほしいと思う。


そして結果に関わらず、受験を終えた子に親は、豊かなココロで

「おつかれさま」

と声をかけてほしい。