豊かなココロと卑屈な気持ち ~麗生🖤leopeolily

「ココロが豊かになる言葉」を解釈してみました。言葉1つ、考え方1つで癒されます。ココロ豊かに過ごしましょう。

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お客様が神様だとしたら、お客様は神様っぽく振る舞った方がいいと思う。 ~麗生🖤



「言葉1つ」「考え方1つ」でココロ豊かに過ごしましょう。

少し卑屈でごめんなさい_(_^_)_




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《お客様は神様です。》

お客様が神様だとしたら、お客様は神様っぽく振る舞った方がいい。 ~麗生🖤(れお)豊かなココロ
お客様は神様です。

あなたがお客様の立場として何らかのサービスを受けている時、

「神様がお金を払っているんだから自分がイチバン偉い。」と放漫に振る舞ったとしても、悪いことではない。それに見合った対価を払っているのだから悪いことではないだろう。
店員さんを「おい」とか「お前」と呼びつけた上に、横柄な態度で自分の要求を伝えたりするのも禁止されているわけではないから、そういった意味で悪いとは言えない、というのが僕の考えだ。

いい感じに距離を縮めている者同士、

何度かデートを重ねて当初の緊張もほぐれ、お付き合いしようかどうか迷っていたところ、5回目くらいのデート中、そのお相手がレストランの店員やテーマパークの係員に横柄な態度で接しているのを見て、「裏の顔が怖い」と引いてしまい、高ぶっていた恋愛感情がスンと冷めてしまうというのはよく聞く話だ。自分に見せてくれるいつも優しい笑顔の裏にある「お金を払っているんだから自分がイチバン偉い。」というそのお相手の悪い方の本質が見えて、一気に冷めてしまうのだ。

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先日、他社でセルフサービスの社食で食事をとらせてもらう機会があった。

社食は安価で旨いものを提供してくれる。食後は自分で食器を下げるのだけれど、1番手前には、おしぼりや紙ナプキンを捨てるゴミ箱があり、その奥に箸やスプーンなどを入れる水の入った桶が置いてある。その先には、湯飲みやカップなど汚れの少ない食器をいれる場所があり、さらに進むと、茶碗、お椀、主菜用皿、小鉢など、それぞれ食器ごとに下げる下膳室がある。茶碗返却の下膳室は、右から左に向かって水が流れており、1メートル間隔に蛇口もついて水が出ているので、食べ残したものはそこで流し、お皿についた大きな汚れは少し綺麗にしてから水の流れているレーンの向こう側にある、大量の湯が張られた業務用の桶に、手を伸ばして皿を落とすようになっている。最後はお盆を返却して終わり、という流れだ。

下膳室には、

落とし込まれたお皿たちを湯の中に沈めたり、大きな汚れを手洗いする方がいる。食器を手洗いするほか、ある程度たまった食器を籠ごと引き上げ、食洗機のある場所へ運んでいく。下膳室は大量のお湯を使うし蒸気もこもるので、夏はもちろん冬も暑い。作業をしている方にごちそうさまと声をかけても、食べ残しのものを残飯室へ流す機械音や水の音、お湯を湧かす蒸気音などでその声は届かない。食べ物の汚れとはいえ、下膳室の仕事は大変な作業なのである。

以前、下膳室で働く方から、

下膳室での嫌なあるある話を聞かせてもらったことがある。
お湯が跳ね返るくらいの勢いで食器を放る人、まるでトランプカードを飛ばすように食器を飛ばしてくる嫌な人の話である。

下膳室で働く方々は下を向いてお皿を洗っているから、

勢いよくお皿を投げ込まれたら、そのお湯が跳ねて顔や作業服にかかってしまう。洗剤と食べ物の汚れが混ざったお湯が顔にかかるなんてとても不愉快だ。しかも、汚れを落とすために張られたお湯は結構高温で、二の腕まであるゴム手袋の中に誤ってお湯が入ってきたら、火傷してしまうくらいの熱さだそう。そんな所に勢いよくお皿を投げ込まれたら、「熱っ」「汚っ」となるわけだ。さらに、プラスチックの食器とはいえ、勢いよく投げ込まれたお皿はその衝撃で割れることもあったそう。
「うわっと思ってどんなヤツか顔を見たら、結構かわいかったりイケメンだったりするんですが、見た目がよくてもダメでしょ、そんなの。こっちで作業してる人間がいるのにお構いなし。金払ってりゃいいってもんじゃない。人として何かが欠けてるよね。」と、その方は言われていた。

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もしかしたらお皿を投げ込んだ人は、

洗う作業をしている方の近くにお皿を落として、お皿をかき集める作業を軽減したかったという気遣いがあったかもしれない。100歩譲ってそんなことも考えたが、そういう気遣いが少しでもあれば、あの方はあれほど不快なココロを暴露することはなかったんじゃないかと思う。

食材を調達して食事を作り、

その片付けまで全てを自分でやらなければならないところを、自分の代わりにすべてをやってくれて、それを揃えて片付けまでしてくれるのがお店屋さんである。厳密にいうと、食材だって育てている方々がいるのだ。自分の代わりに全部やってくれて、自分の手が届くくらいの金額で提供してくれてありがとう、とは思えないだろうか。

サービスする側は

「お客様は神様です。」といってサービスを提供する。言葉にしなくても、そうしてくれるサービスがほとんどだ。そのサービスを受ける側のお客様が神様だとしたら、神様らしく振る舞った方がお互い豊かなココロで過ごせるのではないかと思う。

「お客様は神様です。」

「神様がお金を払っているんだから自分がイチバン偉い。」

と横柄な態度で振る舞うことは誰にも禁止されていないけれど、お付き合いできるかもしれなかった相手から「裏の顔が怖い」と交際を断られたり、「見た目がよくてもダメ、そんなの」とか「人として何かが欠けてる」なんて言われてしまうのは事実だ。

「サービスの提供をありがとう。お礼に対価を支払います。神様より。」

と、感謝のココロを伝える方がよほど神様っぽいし、ずっと粋だなぁと僕は思う。

豊かなココロで。

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